もひとつ、以下、あくまで私個人の経験だけど。

「親の年収と子供の学歴は比例」という話だけど、
「年収の高い人」というよりは、「学歴の力を信じている人」の子供が、高学歴になる。
(ただしこの場合の「高学歴」は「大学行くかどうか」っていう意味ね)

田舎行って分かったのは、
田舎の生活は「土地とコネクション」で支えられてて、
都市の生活が「金と自分個人の能力」で支えられてるのとは全く違うんだということ。

田舎の人は都市の人ほど学歴の力を信じない傾向がある。
そりゃ大卒の働く場所殆どないからね。
個人の能力(学歴含む)はぶっちゃけどうでもよくて、親と仲間と土地の繋がりを切らさないほうが大事。いわゆるマイルドヤンキー。
「若者の流出避けたいから、大学行かさない進路指導を」という学校評議員の要望もマジで聞いた。(さすがにたまげた)

田舎の底辺校に対する地域ニーズは、あまりにも私が思ってる高校教育と違いすぎて、
正直、しんどかった。

田舎底辺校でも、十分大学行ける頭の子もいるのね。
でも「地域のニーズ」「親のニーズ」がそう言わないのね。
で、その子らを、労働力を安く使い潰す地元の工場に送るのね。
私の、今の、都市での快適な消費生活は、
そういう工場から来たもので支えられてるのね。

どうしたらよかったのか、分からん。
長文ごめん。