伊賀市も1月17日付けの中日新聞で土曜授業廃止が伝えられたが、反響はおよそ好意的なものだった。
支持を得られず非難囂々の松阪市とどう違うのか、検証を試みた。

1.伊賀市は学力についての言及があるのに、松阪市にはない。
伊賀市は、自ら「伊賀市の中学生は、13年から全体の平均より『やや低い』が続く」と自己分析し、学力向上を図りたい
との姿勢をきちんと示した。松阪市はかつて「全国最低」の学力だったのにもかかわらず、学力について真剣に考えているという
姿勢が見られない。学力はどうでもよくて、部活動やりたいだけかという臭いがプンプンする。

2.松阪市は、まやかしの「部活週休1日」をもちだし、「部活動の時間を減らしても」(実はウソ)教員の労働時間縮減は達成できなかった
と、部活動が教員の長時間労働の原因ではないかのような詭弁を弄している(原因の「少なくともひとつ」であることは明白なのに)。
これだと、土曜授業が廃止された後は、部活動やりたい放題になるのではないかという危惧を誰もが持ち、反感を買うのは火を見るよりも明らか。

3.1.2.にも関連するが、土曜授業が廃止された後の展望の有無。伊賀市は、夏休みを4日減らして、その時期に「教科の学習」を
して、伊賀市の生徒の学力向上を図ると明言しているのに、松阪市はあやふや。どうせ、三重県部活動ガイドラインを形骸化して
土日とも部活やりまくる(平日のどうでもいい1日を休みにして)のだろうと誰もが思う。どうせ授業や生徒の学力のことなど頭にないのだろう。