<大学入試>「忙しい教師」敬遠? 教員養成学部の倍率低く
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00000015-mai-life

 国公立大入試の2次試験が25日に全国で始まる。
今年の志願者数は168大学582学部の募集10万547人に対し、前年より5078人少ない延べ46万5708人。
近年は好景気を受けて就職先の選択肢が多いと言われる文系の人気が続く中、教員養成系学部の志願倍率は下がっている。
専門家は「教員の過酷な労働環境が知られ、敬遠されているのでは」と分析する。
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 教員の職場環境を巡っては、文科省の16年度の調査で公立中の6割、公立小の3割が「過労死ライン」を超えて勤務していることが判明。
不登校やいじめなどさまざまな問題への対応が日常化しているとも指摘される。

 同研究所の石原賢一・進学情報事業部長は教員養成への志願傾向について
「高校生は身近で見て教員の仕事の厳しさを知っている。少子化で教員という職業そのものへの不安もある。
景気が回復しつつある今、わざわざ『いばらの道』を歩きたくないという意識が働いているのだろう」と推測している。