社民党が11日、党大会で採択した社会民主党宣言には、こんな言葉が並ぶ。
「明らかに違憲状態にある自衛隊は縮小を図り……、改編・解消して非武装の日本を目指す」「日米安全保障条約は、平和友好条約へと転換させる」
(中略)
社民党の主張通りにしたら、国民の生命、財産を守ることはできないし、日本は国際社会の孤児になってしまう。
社民党の党勢は低迷し、現在は衆参の国会議員13人の小政党に過ぎない。「護憲」を訴えて生き残りを図る社民党には、自衛隊違憲論をよすがに「護憲」をよりアピールする狙いもあるのだろう。
それでも当面、わずかな支持を得ることは可能かもしれない。だが、時代の大きな流れを変えることなど、出来るはずもない。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060211ig91.htm