>>986
KYくそジジイだ!!
一部の者から煙たがられておるから、手短にの。

洋紙でシェアを取るための再編はないと思うが、過当競争を潰す意味での統廃合はあるじゃろうのう。
ワシの考えるところでは、例の問題やらで気勢の上がらんうえに株主のいうことを聞かん大王製紙の株を、
北越紀州製紙が日本製紙に売り払うんではないかと見ておるがのう。

洋紙の比率が高い日本製紙としては、大王製紙の家庭紙を組み込むことで当面のバランスを求めるのではないかの。
そうなると、手を焼いていた大王製紙が離れてしまうと段ボール頼りになってしまう北越紀州としては、
王子からのTOBの際に陰で世話になった日本製紙の傘下に入るのではないかと思うておる。
そのときには、北越紀州の株主である三菱商事も三菱製紙の株を王子HDに売却しておるから、異論は出さんと思うておる。

こういう形で二大メーカーへの再編が進むのじゃろうと考えておる。
この二社が残る形での再編なら、グローバルの観点から公取もノーとは言わんと思うでな。

神崎製紙、大昭和製紙、三菱製紙のライバルの件じゃが、ワシが居った頃は旧王子が解体された
王子製紙、本州製紙、十条製紙の三社が上位に居って、それに山陽国策パルプ、大昭和製紙、大王製紙、
神崎製紙、三菱製紙の五社で”大手8社”などと言っておった。レンゴーやセッツなどの段ボール、板紙
専抄メーカーは別扱いだったな。
その頃の三菱製紙は、北越製紙や紀州製紙、東海パルプなどを格下として見下しておったな。

そういう流れで、神崎、大昭和を「ライバルだった」という表現をしたのじゃ。

新王子製紙と本州製紙とはほぼ対等で合併したが、神崎製紙は名目上は対等合併で新王子製紙になったものの
実態は王子製紙に吸収され消滅したんじゃ。
同じように十条製紙と山陽国策パルプはほぼ対等合併で日本製紙になったが、大昭和製紙も神崎製紙と同様に
消滅してしまったな。ただ、神崎製紙の神崎工場がなくなったのに対して、大昭和の岩沼や富士などは残してもらえたな。