俺の見方は>>15とちょっと違っている。
90年代中頃〜後半にかけて大卒含めて優秀な人たちが入って来たのは事実。
んで、それが印刷業界/その経営者にとってチャンスだったと言う認識も同じ。

でもそこで入って来た人たちは必ずしも大卒落ちこぼれではなく、
デジタル化への移行やそのあとに待っているWeb展開等々をある程度先読みして
入って来てた人たちも少なくなかったはず。
日本の企業は欧米のように、最初から大卒=マネージャークラス
それ以下=ブルーカラーという風に分けるのではなくて、
一流大卒でも現場から始めさせるという風潮がある(少なくとも当時はあった)。
だったら新しい現場や幼い市場を知ってやろうという人もいたはず。

問題はそのあとで、そうした優秀な人たちにとって
>>15が指摘しているような状況は、ノウハウや利益の囲い込みが容易だったということだ。
おそらくそういった人たちは今でも業界のどこかにいて、
効率的なフローやシステムを構築して優良な顧客を相手に相応の利幅を上げている。
彼らも価格の引き下げを行っているかもしれないが、それは
顧客に対してもしくは同業者に対して主導権を握るため、あるいは
新しい商品の価値を高くランクするため等々であって、底辺の首の締め合いのような値下げとは訳が違う。

それをただの「コンピュータを上手く扱える若い人」としか思わなかった
ために適当にノウハウだけ吸われて離れられてしまった、という見方は同じかな。