昭和…日本の企業が有名な絵画を数十億円で落札しとかニュースで
流れていたのを見ながらホカ弁食っていた貧乏アルバイト生活でした。
レタッチのアルバイトを始めたのがちょうど平成に変わる時です。
平成に直すストリップ訂正がいっぱい来るねと話していのを覚えています。
先輩から、お前なぁこの商売は稼げるから受取になれと、教える名目で
いつも面倒な仕事を押し付けられいました。 2年後に委託に…

委託になったら今度は委託の先輩たちから豪遊話を聞かされ、皆乗っている
車はBMWとかポルシェ… ポルシェ乗りはBMを六本木カローラとかカラかって
いました。社員も同じところで働いていたけど、話を聞きながら大人しく仕事して
いましたね。 テレビのニュースでは湾岸戦争が始まりバブル崩壊と耳にタコが
出来るほど連呼していた記憶があります。 ジイさん委託が、日本の経済が
そんなに簡単に崩れるわけね〜よ!ってデカい声で話してたっけ。

俺が委託になった頃はなぁ総理大臣より月給が上だったんだぞ。なんて
言っていたジイさんレタッチは、一人、また一人と姿を見なくなって行きました。
その頃は頑張った月は2本、平均して1本半稼いでいました。 だけど、いつ
やめても良いように生活は質素でしたね。徐々にデジタル化と言う言葉を
耳にするようになり、企業もパソコンを導入するところが目立つようになり、
自分もパソコンを馬鹿高い金を出して買いました。 
将来はパソコンを駆使して仕事したいなぁ、なんて思いを寄せながらシコシコ
家でいじっていました。 Macを買った時、デザインの仕事をやろうかなぁ…と
漠然と考え、そんな真似事ばかりやっていました。

今は頑張って1本行ければってな感じでやっております。
都内でやっていたのであんな会社、こんな会社でお会いしている人も
居るかも知れませんね。 裏本工場で一晩で30万とか面白い事が
色々ありましたね。 いい時代でした。

懐かしくてダラダラ書込み失礼しました。