0001わんにゃん＠名無しさん
2020/05/05(火) 00:14:38.83ID:+23bFpEPttps://www.youtube.com/watch?v=tDoGhNlDpZY
このCMを見て、昔聞いた一匹の犬と一人の少女の話を思い出したのでここで話そうと思う
時は平成元(1989)年、この話の主人公になる犬と少女が同じ日に誕生した
少女は優子(仮名)と名付けられ、犬は後にペロと名付けられることになる
優子の両親は子供が誕生したら犬を飼おうと心に決めており、
優子が3か月を迎えた頃、優子と同じ誕生日の子犬を迎えることになった
なお、ペロという名になったのは、顔をペロペロ嘗め回す様子からである
優子とペロの両方の面倒を見るのは大変だったが共に健やかに育ち、
優子が小学校に入学する頃にはペロの世話の多くは優子が見るようになっていた
優子も悩み事があると最初にペロに相談するほど絆が深まっており、
希望する大学受験に失敗し、専門学校に進学したという最大の試練も
ペロがいたからこそ乗り越えることが出来たのだと両親は語った
そんな優子も成人式を迎え、ペロに晴れ着姿を見せる姿は最高の笑顔だった
しかし、リーマンショック後の不景気で就職先が決まらないまま専門学校を卒業し、
就職浪人状態での就職活動で失敗してはペロに泣き言を言うのを繰り返す日々
就活疲れと老化で段々とやつれていく優子とペロ
ある日の朝、優子がなかなか起きてこないので母親が起こしに行くと、
ペロと一緒に冷たい体になっていたのである
奇しくも同じ日に生まれ同じ日に亡くなった優子とペロ
優子の葬儀で両親が発した言葉が印象的でした
「優子とペロは仲が良くずっと一緒でした。天国へまで一緒になる程に…」
「だから、優子とペロは幸せな生涯だったのだと思います」
子供が生まれたら犬を飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が青年になった時、
自らの死と共に子供を天国に導いてくれるでしょう。
