72 本当にあった怖い名無し 2020/02/11(火) 22:28:59.59 ID:bb5DMF3f0
中学生の時、柴犬(ポチ:仮名)を飼ってた。
庭で飼ってて、鎖を杭に繋いでたんだけど
その杭が壊れてポチが脱走した。
家族中で探して、近所の人たちも一緒に探してくれたんだけど、うちの近くに片側一車線だけど交通量の多い県道があって
その向う側にポチを見つけたんだ。
私に気付いて駆け寄ってきたら危ないと思って、気付かれないように向う側に渡ろうとしたら
後からきた近所のおばちゃんがポチを見つけて
「あ、いた!ポチ!ポチ!!」って叫んでしまった。

それでポチがこちら側に気付いて嬉しそうに撥ねるように駆け寄ってきた。
・・・そして私の目の前で轢かれてしまった。
おばちゃん、自分がしたことの意味が分かってなくて
「私子ちゃんに気付いて駆け寄ってきたんだねぇ
私子ちゃんのこと大好きだったんだねぇ」と慰めてくれた。

両親にはおばちゃんのことは責められないよって諭されて、それは分かってるけど、近所で顔を合わせる度に
「目の前であんなことになって可哀想にねぇ」って
慰められるのが嫌で嫌で心の中では「おまえのせいだろ!」っと叫んでた。