雨の中、車にはねられた子猫を拾った話 [無断転載禁止]©2ch.net
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6月20日13時30分ごろ、JR〇〇本線を跨ぐ跨線橋の上で、車にはねられた子猫を保護しました。 頭から血を流しぐったり。
あらら、かわいそうに・・・。
車で通り過ぎるその瞬間、子猫が動いた!
それは痙攣なのか、頭がビクッと動いた!
まだ生きてる! この跨線橋は片側二車線で車の往来が非常に激しい通り。
このままにしてても、冷たい雨に打たれて死ぬかもしれないし、車に踏まれて死ぬかもしれない。
でもまだ生きてるなら・・・!
とにかく邪魔にならないところで車を止めて、歩道を歩いて猫のところへ。
猫はぐったりして動かない。
内蔵とかは飛び出てないけど、頭部から激しい出血・・・。
とにかく抱き抱えて車道から歩道へ。
大丈夫かな?生きてるかな?
目は固く閉じられたままだけど、
お腹は収縮してるから呼吸はあるみたい。
一旦車まで戻って、せめて看取るくらいはしてあげようと思ったので・・・。
安全なところで横にさせてしばらく見守る。 すると、薄く目をあけて、か弱く、絞り出すように鳴いた!
この子はまだ生きようとしている!!
車に戻って、僕の首に巻いてた汗ふきタオルで猫を包む。
前日から続く雨に打たれて、すっかり冷えきった猫の身体。 車内のエアコンの温度をあげて寒くないように。
助手席にタオルで包んだ猫を寝かせ、スマホで近くの動物病院を検索する。
あ〜!こんな時に通信制限!!
検索結果のダウンロードをもどかしい気持ちで待つ。
まだか・・・!
まだか・・・!
そして最寄りの動物病院に急行する! 途中、猫のお腹がビクンビクンとしたと思ったら、失禁してしまった。
急がないと・・・。
そうこうするうちに、動物病院到着。
入口のドアには午後の診療は15時から。と。
どうしたらいいんだろう。 よくよくみるとインターホンがあったから、ボタン連打。
たのむ・・・受付てくれ・・・。
すると、なかから看護士さんがでてきてくれた! 看護士さんていいかたであってるのかな?
とにかく、血まみれの猫を抱いた僕にびっくりした様子。
まずは状況を説明して、そのまま診療室へつれていってくれた。
時間外にも関わらず、先生も看護士さんも丁寧な対応してくれました。 ただ、まず先に確認されたこと。
野良猫との事ですが、治療に入ると金額が発生しますけどよろしいですが?出血もあるので、治療しても助からない可能性もありますよ。と。
あくまでも野良猫。飼ってるわけじゃないから確認なんだろうけど。 それでもさぁ、生きてるなら助けたいじゃない。
ここまで連れてきて、治療にお金がかかるならやっぱやめた〜。
とか言うくらいなら、最初から連れてきてないし! 先生に治療をお願いして、その間に現場の状況やらを問診。
僕、動物飼って無いのに動物病院の診察券ができた(笑)
子猫はそのまま入院になりました。
こうなると、動物医学なんてわからない僕には祈ることしかできないので、後の事は先生にお任せして動物病院を出ました。 >>12
ありがとうございます!!
もうちょい続き書きます! 仕事中もやはり子猫の事が気になる。
ダメだったらどうしよう。
そしていろいろな感情が渦巻く。
見ず知らずの野良猫にここまでしてやるのか・・・。
結局自己満足の為の投資なのか・・・。
ただの偽善的な自己満足にすぎないのでは・・・。 いや、それでも、見てしまった以上、見捨てられないでしょ。
あそこで車を止めなければ・・・。
野良でも生きようとしていた!
あのタイミングで頭を動かしたのは、生きようとして助けを求めていたんじゃ! とにかく、命さえ助かってくれたら。
定時で仕事が終わって、動物病院に電話してみる。
入院した時より、容態は安定してますよ。
今は抗生物質の点滴をうちながら、高濃度酸素カプセル室に入ってます。時折頭を動かしたりしてます。
ただ、頭を強く打ってるので、今夜一晩生きられるかはわかりません。一晩一晩乗り越えていくのを見ながら、経過を見るしかありません。 僕はまだちゃんと生きてることに少し安心した。
今夜が峠かもしれない。
それでも、容態は安定してきているなら、きっと大丈夫!!
そう思いこむ事しかできなかった。 つぎの日、朝から御見舞にいきました。
夜中でも、容態が変われば連絡してくれるとのことだったけど、病院からはなにも連絡無し。
つまり、容態は安定しているんだよね?
逸る気持ちを抑え、病院に到着する。
すみません、昨日野良猫ちゃん連れてきたものですけど・・・。
ああ!御見舞ですね!先生をお呼びしますので少しお待ちください。
1分も待たずに先生に呼び入れられ、猫ちゃんのいる酸素カプセルへ案内された。 容態は依然として安定していること、暴れたり怯えたりもしていないこと、時々鳴き声をあげていることなどを説明された。
そしてご対面。
ケージの扉をあけて覗きこんだとき、力強くニャーと鳴いた!
そして自力で立ち上がり、元気に伸びをした!
先生曰く、入院して初めての背伸びらしい!
もうこの時点で僕は涙目。
よかったなぁ。
ホントによかったなぁ!
お前死ぬところやったんやぞ!
ホントによかった・・・。 まだ経過を見ないといけないとのことで、入院は継続。
血まみれだった顔面は綺麗に洗ってもらって、かわいい子猫の顔になった。
けっこう美人じゃね?
ケージに手をいれ撫でてあげたら、手のひらに頭をもたげてスリスリ。
か、かわいいんですけど!
ずっと見ていたかったけど、そこそこに病院後に。 次の日は多忙で御見舞に行けなかったけど、連絡が無いのは異変が無いからと思ってる。
そして迎えた木曜日。
朝も九時前から病院がありました。
ドキドキしながら電話にでる。
入院してる猫ですが、容態も安定してきたのでそろそろ退院できますよ!
よかった!!良い知らせだ!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています