佐野代官「臼井屋、そちも悪よのう、ワシの弱みをつきおってワハハ」
臼井屋 「お褒めにあずかりまして。ご子息の件はしかと取り計らいますんでご安心を。
わてらの悪どい商売助けてもろて助かりますわ」

料亭を用意した狸おやじ谷口屋番頭は、早速会話を音声録音もとい墨で記録。
後で難癖付けられないように、しっかりと文をしたためたのであった。

その文が動かぬ証拠として奉行所に渡ったのであった。

次回水戸のご老公の活躍をお見逃しなく。前編終了。