再受験だし、大学入るのは難しくなかったよ。
大学も一般教養は現役の人より出来たけど、専門科目になったとたんついていくのがやっとだった。
年取ると本を読んでも頭の疲れ具合が若いときと違って、現役生も卒業試験は頭ふらふらだったと思うが、頭が痺れてきて極限状態で我ながらよく頑張ったと思う。
国試にギリギリ受かった時はこれでやっと生きていけると思って嬉しかった。
研修先を求めて面接を受けるもあちこち断られ、初期研修を何とか終えて大学のマイナー外科医局に話を聞きに行くも、金銭面の問題や50で一人前になったとして、これでは何のための人生か分からなくなると断念。
その後単科精神病院に就職し、運良く指定医を取得。一時気の迷いで地域医療をやり内科の真似事をしたが、体を壊し断念する。
40過ぎて老眼、腰痛、膝通が悪化していき、人間は何時までも健康でいられない、何時までも生きていられない、あの世に金は持っていけないことを悟る。振り替えって健康でなくなった今、指定医をとっておいて助かったと思う。
仕事の遣り甲斐はなくともお金は貯まったし、何の後悔もない。

アラフォーでもハイパー科に進む者もいたが、結局健康、体力は個人差というしかない。