ってことか？
性同一性障害公表、工場側争う姿勢 名地裁
2016年10月5日 11時44分
性同一性障害であることを全従業員に公表するよう強要されるなどして精神的苦痛を受けたとして、
愛知県内の４０代の会社員が勤務先の愛知ヤクルト工場（同県日進市）に慰謝料など３３０万円の損害賠償を求めた訴訟の第１回口頭弁論が５日、名古屋地裁であった。同社は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
同社は「原告の要望を率直に受け止め、会社としてできる限りのことは対応してきた。障害の発表を条件に女性更衣室の使用などを提案したのは原告で、強要していない」などと主張した。
訴状によると、会社員は戸籍上は男性だが、心の性は女性。２０１４年に性同一性障害の診断を受け、上司に診断書を提出した。職場では男性名の使用継続を希望したが、工場側は掲示物の名前などを女性名に書き換えた。
更衣室と男女兼用トイレの使用を認める代わりに全従業員に障害であることを公表させられた後、うつ病と診断された。会社員は「人格権を侵害された」と主張している。
（中日新聞）
