コメディカルの業務範囲の拡大は医師不足の解消も目的に何度か話されてはいます

審議会レベルでは結構、踏み込んだ意見も出されます

検査技師関係では、病理検査を分けて海外のPAに相当する資格を作るとか、
薬剤負荷や侵襲度のある生理検査ができるようにするとか、
エコーで言えば診断まで行える海外でいうソノグラファー程度の資格にするとか

しかし、実際に法案にする段階で、絶対医療行為に相当するものは医師会が
自分の領域が取られるのを反対、看護師会が自分たちができない業務を
他のコメディカル資格ができるようにするのに反対して、それが患者の
ために質の良い効率的な医療を提供するのに役立つとしても権益を守るためには
色々理由をつけて阻止します
繋がりが強い自民党が政権を担ってる限りは不可能でしょう
業務拡大の話も民主党政権下の医師会と政権が切れたすきに進められましたし
(民主党の方がいいってことではありませんのでお間違いなく)

その結果が、検体採取と味覚・嗅覚検査が独占業務に加えられたことですが、
もともとはもっと大きく業務拡大の方向ではあったんですが
検体検査の業務独占もその時に話されましたが、あくまで検体はものということで否定されてます

医師会や看護師会の意見を突っぱねれるほど検査技師のレベルが高いかというと、
そういう人もいると思いますが、現状のFラン、専門学校のレベルや、
国立大出の人のレベルを見ても、医師じゃなくて専門知識を持った人じゃないと
できないですよと突っぱねられるほどの状態ではないのが残念なところです

ぶっちゃけ、医師が検体業務の管理者になれるのは建前で、はっきり言って素人
理工系の分析の専門家の方がずっといい仕事するでしょうし、何年か勤務した検査技師の方が上でしょう