技師会は検体検査を業務独占にという活動はしてますが、精度の管理は
資格で行うべきものでなく、業務システムとして担保すべきというのが
主流なのと、無資格者が業務の主体を担っている検査センターも多いので
外、中ともに反対意見も大きく実現は難しいようです

例えば、食品会社とかでも同じような細菌検査をしますが、行っているのは無資格者です
仕組みや精度管理としてどちらがしっかりしているかといえばHACCAP認証とってる
食品会社の方がしっかりしているでしょう

国立保健でも習ってる内容もレベルも専門学校と変わりませんので、
ボトムアップで仕組みを作っていくのも無理かと思います

検体検査のみを分けて、検体検査関係の原理・信頼性や精度管理を理工学部並みの
レベルで習得する資格を作らないと難しいと思いますが、医師レベルの資格を
新設するのは医師会が反対して日本では実現は不可能と言っていいでしょう
海外にはこのような資格があります

長くなりましたが、現状の資格制度が医師と看護師が決めて、職能団体が
自分たちの権益を守ることが第一優先の医療政策がとられてる限りは
大きな変革は無理でしょう

それでも、昔に比べれば検査技師を要件とする保健請求などもかなり増えてるので
大分マシになった面はあります