佐藤は、常々言っていたことがある。
「日本映画学校を良くしたい」と。
そして、
「なんで大学にしたのか私には分からない」と、
佐々木がいる前の記念講演パーティーの場で本音を放ったね。

大学になり、日本映画学校では可能だった理想の追求はできなくなった。
今村昌平監督の作った学校への敬意があったんだ。
それも純粋に。
そういう性格や映画界への功績が、
叙勲されるか、されないかの差だと思った。韓国からも叙勲されてるし。

佐々木は無理だろ。叙勲なんて論外だろ。

プライベートのタクシー代まで大学に請求していたほどせこい。
佐藤は、バスで大学に来て、そんなせこい請求はしない。
3人の自殺を誘発させたどころか、
俳優科の講師陣を失職させ、
フォローもなければ、次探しも面倒見ないわで何もなく解雇通告。
お気に入りの恋仲だったのかな、
教え子まで就職させたほど、私物化には成功していたね。