ポン画の受験の出題って、オーソドックスな静物モチーフと、
制限かけた出題(葉だけ描かせるとか最近じゃ手とローズマリーとか)や
イレギュラーなモチーフ(人物とか風景とか最近では男性座像がこのパターンか)
を入れ替わりで出してくるんだけど、サイクルをもう予備校や受験生に読まれてるよね。

だいたいオーソドックスな静物モチーフは2〜3年繰り返すんで、
一昨年が変則出題だったんで今年はほぼ確定で静物が出るぞ!みたいな。
これでは出題傾向を変える異議が薄れるんで、そこんとこ考えたほうがいいと思うねー。
普通の受験勉強と同じに考えて実技やってる連中をもっと振り回したほうがいいよw

別に真似する必要はないんだけど、油に続いてデザも次第に発想を重視する方向へ
出題をシフトしてきてるし、彫刻も従来的なデッサン力と塑像の能力だけじゃなくて
大規模な空間と量の把握や構成アイデアを見る試験を加えて三段構えの試験に
変更して、一昔前とは様相が変わってきてるよね。
これ、簡単に言うと努力で積める能力だけ見てもしかたないだろってことだと思うんよね。
やっぱり美術家もアスリートと同じようなところあって先天的な能力に劣る人を鍛え上げても、
一時的に勝つことはあってもロングスパンで見ると結局は頭打ちで沈んじゃう。
生まれもっての才能の壁は真面目に努力してきましただけでは超えられないとこがあるんよね。

ポン画も、合格者の先品を見てると、ほほーこれを取ったか、って他と違った傾向の作品を
取ってることがたまーにあるけど、全員院展に出すわけでも古画修復やるわけでもないんだから、
もう少し才能とその評価と言うものを柔軟に考えたほうがいいと思うんだよねー。
そうすると、もっと幅広く卒業後に頭角を現す人が増えて、女子ばっかの専攻でもなくなると
思うんだけど。
まあ、ポン画の教授陣が、そんなもん望んでない可能性が高いかw