>>175
現状では出版 新聞社系はほぼデジタルカメラです。
フィルムカメラで来る人がいると、わらわらと何でどうして?っていうレベルです。
デジタルカメラの普及以降、写真学科でフィルムカメラを扱い現像し手焼きプリントするという実習は意味ないです。
中判以上の芸術作家系か出版ですと料理写真や上記のフィルム至上主義のクライアントか、
4x5サイズの建築写真、あとはブライダルでネガで白の再現域を最大まで確保するという徹底主義のところです。
しかし、以上の挙げた分野もデジタルに置き換わりつつあるので、
結果的に写真学科という専門学科で撮影現場でほぼ役に立たない技術を習得するのに卒業まで1000万近く投資する。
ということは、現状リターンできるのはコマーシャルの頂点か作家で頂点を目指すしかありません。
例えるなら、1000万円分宝くじに突っ込んで1000万以上の利益を得るのと同じぐらいの確率です。
そして、今はそのはずれくじが圧倒的に増殖していってとどまることを知らず、あたりくじが減っていくという。
というのが写真業界の現状です。

写真学科の皆さんならご存知かと思いますが、就職してカメラマンで食っていける人は1-2割と言われています。
実体験としては10年後にカメラマンを続けているのは5-8%程度です。
写真作家さんですといいとこ1%程度です。
この数値は今後ストックフォトやムービー系で更に減少していくでしょう。

受験予定の方、しかも、工業系高校という手に職付けられる方に、
写真で将来生計を立て続けていくということは、到底おすすめできることではありません。
それはどの大学の写真学科でも同じです。
勉強して、工業系の専門、大学に進学して趣味で写真を続けるという方向性をお勧めします。
特に、将来やっていきたいというスポーツ系は動画のフルHD化とWEB系の台頭に伴って、
動画から静止画抜き出せば、WEBサイトで使用できるし小さいサイズなら誌面にできてしまい、
更にそれがネット配信されてしまい、スポーツ系のスチールは一部のトップを除き減少の一途を辿っています。
新聞社やスポーツ専門の通信社程度が生き残り、出版系は既に休刊が増え今後更に地獄絵図になると思われます。
さらには、スポーツ分野で有名なところがカメラマンを大量リストラしたという噂、噂です。
以上.