1浪のときの急成長している期間はすごく楽しかった
おれどんどん上手くなってるぜーって
でももっと上にもっと上にって自分の尻叩いてたら
だんだんと絵を描くことを苦痛に感じてる自分に気づいて
いつの間にか予備校に行かなくなってた

で、受験から完全に離れて1年半くらいフリーターして
美術と全く関係のないバイトをいくつかやった
あるとき気が向いて上手く描こうとか考えずに
なんとなく描いたらもの凄く楽しくてしかたがなかった
そのまま勢いで再び描き始めて受験したらその年に藝大に合格した
たぶん1浪の時と比べて技術的にはほとんど変わってないはずだが

実質4浪になってしまったけど
遠回りしたとは思ってない
近道でもなかったけど
俺が絵を好きになるにはあの期間は必要な時間だったんだと思ってる

たとえ一時的に描くことがしんどくなったとしても
根っこの部分で絵が嫌いになるということはないんじゃないかな
美術から少し身を置くというのも一つの手だと思う
俺みたいに1年以上も離れなくていいから
何日か、何週間か
絵のことを考えない
受験のことも
美術と全く関係のない「しんどいこと」をするのがおすすめ
せっかく絵が好きなのにあきらめるのはMOTTAINAI

長々とすみませんでした