富永「いやあ── ひさしぶりです 北見サン
  先物ですって?金ですか?ガソリンもありますヨ」

北見「ああ どうしてもお前でなきゃダメなんだヨ」

「(無理だ・・ この人のスキルでは
  あれだけのリスクを負ったヘッジは完全にはこなせない)」

北見「小豆をもう一度頼むヨ」

富永「こりゃまた懐かしい ハハハ OK OK 大丈夫ッ
  ウチにはホントいいパソコンがありますから
  そうそう 会員制のプレミアム先物サイトにも入会したんですヨ」

北見「いいパソコン? 会員制のプレミアム先物サイト?
  なにねぼけたコト言ってんだ?
  お前がやるんだヨ
  2ちゃんやネットで嘘情報をタレ流し
  外務員に女をあてがい 中国にトンで畑を焼き払い
  一から十までお前が一人でやるんだヨ」

富永「ふ・・ ふざけたコト言わないでくださいヨ・・・・
  オレはもう昔のままじゃないん・・」

北見「1時間以内に10トン
  今度は汁粉につかう小豆だ」

「(汁粉・・!)」

北見「なによりもクロく なによりもカタい小豆を持ってきてくれ
  豆買いはお前しか出来ない
  頼むぜ 相場壊しの乱売コゾー」