「ヒョウジュンゴ」は我が国は制定されていませんので、
「ヒョウジュンゴ」という言語が日本に存在するかのような言説を述べる方は、
残念ながら言語差別主義者ではないのかという疑いをさしはさませないわけにはいかないと思います。

過去の教育の中での「ヒョウジュンゴ」政策を総括した上で
今の文部科学省の国語教育政策は成り立っています。
国語研究所では「共通語」と言いますし、
NHKは「放送用語」という言葉を使うようです。

国語関係者や放送関係者以外の方の
「ヒョウジュンゴ」発言は首都圏表現話者の
無自覚な言語差別意識を反映する現象も含んでいて、
「訛ってるよ」と同等の問題発言の可能性があります。
アナウンサーが話す言葉も、放送主体では「放送用語」と慎重な物言いをしているわけですので、注意が必要だと思います。

これが現代では一般常識にもかかわらず、
もうすぐ平成も終わろうというのに、
今だに「ヒョウジュンゴは存在する!」などとマヌケなことを言い張る輩は戦前脳のバカ老害か、向学心のない無知バカと認めるしかないのでは?