名を呼ぶってことの怖さ?なら地獄先生ぬ〜べ〜で忘れられない回があるな。

ヒロインのツインテの方、郷子の、真名というか、隠されていた本当の名前、
オオシリツクヨノヒメとかそんな名だったけど、
それを美樹がなにかのきっかけで知る。
その名前を呼んで命令すると、
郷子は目から光が失せて、なんでもやる。
転べ、と言われるとなぜか転んでしまう。
顕在意識ができないようなこともやってしまうということだ。

ラストは鬼の手で美樹の記憶を消す、
という解決方法だったのも面白いな。

つけてしまった名を後からどうこうするってことは基本的にない。
郷子の真名はそのままだ。
命令されれば従うほかないリスクもそのまま。

夢枕獏の陰陽師でも晴明が妖相手に偽名を使ったり、
本名を教えた博雅が金縛りになったりする場面がある。

名をつける、名を知る、名を呼ぶ、
どれも人の知の力の本質に近い行為、魔法的な行為だ。

日本人のおなまえ、とかいうバラエティでも学者?がこないだそんなこと言ってたな。