トトロに考察はいらないんじゃないかって書いたけど、訂正します。
哲学ニュースの記事見てたら、知らない情報がありました。

なんかトトロには続編の短編?みたいなのがあって
猫バスの長老みたいな存在がいたり、
猫バスはあの世とこの世を行き来するみたいな設定があるらしい。

迷子のメイが、並んだお地蔵様の隣に座ってるシーンは
そこはかとなく怖いな〜とは思ってたんだけど、

あれはかなりやばかったんじゃないかと。

赤毛のメイは異界と交流する魔女の才能がある。
でも、異界との交流は危険なこともある。
迷い込んじゃって、帰ってこれない神隠しとかだ。

お地蔵様の隣に並んで座ってるっていうのは、
メイもお地蔵様として供養される存在になる瀬戸際だった
・・・というメタファーだ。

メイはただ迷子になったんじゃない。

道を間違えた、というのは
人界の道ではない異界への道を進んでしまったという意味だろう。
もはや普通の人間には見つけられない状態だったのではないだろうか。


尾畠春夫さんレベルのレジェンドなら話は別ですけどもw
あのじいちゃんなら千尋みたいに透けかけてるメイに飴をあげて、
この世界の存在に戻すことができたと思うww勝手に思うww
ユタとかサニワとか民間の霊能者っていうのは、
そういう時にありがたい存在だったはずなんですよね。


黒髪のサツキにはメイほどの異能はない。
メイがいたから、サツキも子どもだったから、
父も母も子どものファンタジーを否定しない親だったから、
サツキもトトロのいる領域に周波数を合わせることができた。
一度二度とメイとチューニングを練習したから、三度目は一人でもできた。

親が一言でも「そんなものいるはずがない」「おばけは嫌い」とか言ってれば、
サツキもその思考パターンと結びついていただろう。

サツキがトトロに助けを求めたのは英断だ。それしかなかったと言っていい。
ばーちゃんがナムナムしてたりとか、あの不吉さや緊迫感の描写には意味があった。

猫バスだからこそメイを見つけられたし、連れて帰って来られたんだな。

いやー、森へのパスポートって歌じゃなかったら、
死亡説もあながちだったなあ。
不思議な冒険には危険がつきものだ。
良かった片道切符じゃなくて、行き来できるって意味のパスポートでほんとに。

自分もお陀仏の時が来たら、お迎えは猫バスがいいなあ。
タロットの13番みたいなのより、ずっといいや。
その時が楽しみにすらなりそうww
猫バスのぬいぐるみでも買って枕元に置いとこうw