実際に撮影してみると被写体を選別して追尾することがどれほど困難か分かる。
現場は家でゆっくり観賞する大型モニターとは違う。
まず視力、そして動体視力が要求される。液晶パネルやファインダーも炎天下じゃ見づらくてかなわない。
お気に入りを見つけてもフォーメーションによって死角に入る時間帯もあるし、
お気に入りじゃないが絶好のポジションに来たメンバーを撮りたくなることもある。
常に観察と判断を要求される。暑い時期なら体力的にも消耗するし、集中力も低下する。
周りの目も気になるし、心理的に耐えずストレスに晒される現場なのを理解して欲しい。