部屋を出て2つ目の廊下を歩かされた人。

「乳管造影の記録」の撮影。
患者さんは確か32歳の乳がんの人で、乳管造影で癌の転移状況の確認も兼ねる。
症状は血性の分泌物と乳首直下のしこり。
乳首を消毒し、拡張を開始。拡張の際に痛みと痺れがあると言う。
拡張を終え、造影剤を注入すると「ビリビリした痛み」を訴える。
造影剤を入れ終え、マンモグラフィ室に向かうのだが、
その部屋が処置室を出て2つ目の廊下を曲った奥とかなり離れている。
撮影の為、患者さんと一緒に出ていくが
おっぱいの張りと乳首の痺れがあるのか足が重く、検査着の胸元を押さえながら
手すりを握りゆっくり歩く。
自分が先にマンモ室(レントゲン室と共用)に到着し検査機器の設定をしていると
少し遅れて患者さんが到着。
検査室にあった椅子に腰掛けるが、撮影しますと言われて休む間もなく、
検査着を脱ぎマンモグラフィの撮影へ。
圧迫すると「痛い痛い」と叫ぶが撮影は終了。
乳首への転移が確認された為、全摘となる。