>>411
確か20代後半(28か29)の出産半年の人で「授乳期の乳がん検査の記録」の依頼。
発見の切っ掛けは、おっぱいマッサージをしてた際にしこりを発見し来院。
超音波検査で腫瘍らしきものは発見できたらしいが、判別の為にマンモグラフィをすることになる。

撮影当日、患者さんは1週間の断乳をして撮影に挑むが、マンモで圧迫した際に母乳が噴射。
当然、マンモは正確には撮れず、検査は延期。が、延期後のマンモグラフィでも母乳が出てしまう。
困った先生は再度、触診がしたいと言っておっぱいを触診。
すると一箇所だけ母乳の量の多い乳管を発見、更に、しこり周辺を押すと母乳に変色が見られた為、乳管造影の実施を決定。

1週間後、乳管造影の撮影。
先生がしこり周辺を圧迫すると、母乳が若干黄色く濁り、出てる乳管を確認し拡張を開始。
拡張作業は、麻酔はしたが患者さんは痛いと言ってた。
母乳の量が多いため乳首にカテーテルを挿入して通し、注射器で生理食塩水を注入し乳管内を洗浄しカテーテルから排出する。
今度はカテーテルから造影剤を注入し乳首を縛ってマンモグラフィ、
患者さん曰く「途中で張って痛かった」らしいが、写真は綺麗に写った。
終了後、糸を解いたら、授乳中で乳管が開いてた為、勢いよく造影剤が出てきた。
結果は乳がんだった。