乳がん患者の食事で最も気をつけなければならないのは「太らない」こと

◆肥満は乳癌発症リスクと関連するか
・閉経前女性では肥満が乳癌発症リスクを増加させる可能性がある。
・閉経後女性では肥満が乳癌発症リスクを増加させることは確実である。

◆肥満は乳癌患者の予後に影響を及ぼすか
・乳癌診断時に肥満である患者の乳癌再発リスクおよび死亡リスクが高いことは確実である。
 しかし,サブタイプや施行された薬物療法によっては肥満は予後因子にならない可能性がある。
・乳癌診断時より肥満度が上昇した患者において乳癌死亡リスクが増加することはほぼ確実である。

《乳癌診断後の肥満》
・乳癌診断後1年でBMIが2.0以上増加すると乳癌死亡リスクがに増加する
・体重が5kg以上増加すると乳癌死亡リスクが増加する
・薬物療法を受けた閉経前患者群においては体重増加中央値(5.9 kg)以上の群で1.6倍の乳癌死亡リスク

http://jbcs.gr.jp/guidline/guideline/g4/g41500/