船瀬ってのは、人々の社会的不安や懐疑心を陽動的に揺り動かす、人々が抱く不振感を抱かせることをメシの種にしている。
日本では「プロ市民」というネット造語がある。
市民としての主張の権利、発言の自由などの法律を営利目的に利用する活動家をこう呼ぶ。
船瀬の活動はまさにこれだ。

船瀬のような活動家扱う話題は、常にセンセーショナルでなければならない。
超有名な企業、誰もが知っている組織を相手取り、
皆が安心と思い込んでいる事について、トンデモな難癖をつける。
その難癖が確かな情報によるものかなんてのはどうでもいい。ウソの難癖でかまわない。
そうすることで多くの市民の注目を集めることができ、同時に市民の懐疑心を煽ることができる。
市民は安心しきっていたことについて「安心に疑いがある」ということに、ひどく関心をよせることになる。
そうすることで講演会にこさせ、書籍を買わせ、収入を得ることができる。
ジャーナリズムの枠を超えた、いわば企業ゴロだ。

船瀬の著作に「買ってはいけない」という書籍があるが、これはとうとう120万部を突破した大ベストセラーだ。
内容は嘘や似非科学を多用したひどいものだが、記載の信頼性はともかくおいておいて、
「こういうよくない噂がある」と、独自の解釈による商品の危険性を訴えかけるものなのだが
ところがこの「買ってはいけない」、第二、第三、第四・・・・と、果てしなくシリーズ化している。
なぜか?
告発や、ジャーナリズムであれば、本を出版し、言いたい事を主張しきったら、それでその告発は終わりのはずだ。
次から次へと「危険がある」商品が見つかったから?そうではない。
理由は
「売れたから」。「売り上げに味をしめたから」だ。
自らが起こしたムーブメントの波に乗り、第二第三の収入を得るために、
企業や商品の悪い部分を無理やりデッチあげているのだ。


収入を持続するには、常にセンセーショナルでなければならない。
船瀬は、収入を得るために、過激な発言、センセーショナルな告発を繰り返す。
企業や商品、医療や政府まで、ありとあらゆるものに難癖をつけまくるのは、このため。
人々の関心の薄い問題は一切扱わない。理由は金にならないから。
フナセのターゲットにしている企業や商品を見てみれば、一目瞭然だろう。


以下に、船瀬の論説がどんなに頭の悪いものかを考察したサイトがたくさんあるので、暇つぶしに見てみるといい。

トンデモ本「買ってはいけない」とその著者の近況。
http://blackshadow.seesaa.net/article/1807177.html

最低限の医学知識を持った人で、船瀬俊介氏の抗癌剤に関する主張に賛同する人は皆無。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20091207