動物実験ですが、東大医科研で滑膜肉腫の標的治療に使う抗体に放射線
治療用の線源をくっつけたのを点滴したケースで、抗体が腫瘍に集積し
た結果、病巣消失7割、縮小2割くらいの記事がありました。

ということは、マイクロパウダーにした鉄剤にこの抗体をコーティング
(1)して、同じように点滴で注入して腫瘍に集積したところで電磁調
理器のようなプローブで患部を42℃以上に加温(2)すれば腫瘍だけ
を壊死させられるように思います。

(1)コピー機のカラートナー製造技術を応用。
(2)赤外線スコープで温度管理。

ハイパーサミアというのも腫瘍近傍に鉄分を置いて電磁波で加温する方
法ですが、抗体を使った方がピンポイントで腫瘍細胞に取り付くから周
辺の正常細胞を痛めないのではないかな?

それにしても、こういった研究は新聞記事になってもなかなか続報とい
うか進捗が聞こえてきませんが、研究発表で終わりになってしまうので
すかね。