>>485
併用じゃなくて漢方だけで八年間再発しなかったという処方があったよ。

漢方薬の処方(生薬名と1日量)は、Gentianae scabrae radix
(竜胆:リンドウ科の多年草リンドウやトウリンドウの根)3.5g、
Forsythiae fructus(連翹:モクセイ科レンギョウの果実)7.5g、
Amomi semen(縮砂:ショウガ科の多年草シュクシャミツの種子)7.5g、
Gleditsiae spina(そう角刺[そうかくし]:マメ科のサイカチあるいは
トウサイカチの刺)7.5g、Sennae folium(センナの葉)5g、
Gardeniae fructus(山梔子:サンシシの果実)3.5g、
Solanum incanum(竜葵:イヌホウズキの全草)7.5g、
Mesona procumbens(仙草:シソ科メソナ属の植物)2g、
Hemerocallis fulva(ヤブカンゾウ)2gであった。
この1日分を2000ml程度のお湯で約30分間煎じ、約半分に煮詰めて、
1回に300〜350mlを1日3回服用した。

この漢方薬を服用し始めてから6ヶ月後のCR検査では、診断時(1993年
5月31日)に約10cmの大きさであった肝臓がん(下図の左)が約4cmに
縮小していた。さらに3ヶ月後(診断後9ヶ月後の1994年3月8日)の
CT(下図の右)では、がんはほとんど消滅していた。 腫瘍マーカーの
AFPは診断時は3500ng/mlであったのが、6ヶ月後には1.7ng/ml、9ヶ月後
には1.2ng/mlと正常値になっていた。
36ヶ月後の定期検査では、エコー検査で腫瘍は全く認めず、AFPも正常で
あった。 患者は同じ漢方薬を、量を減らしながら服用を継続した。
2001年に心筋梗塞のため82歳で亡くなったが、肝臓がんの再発は認めなかった。