0001本当にあった怖い名無し (ﾜｯﾁｮｲ b334-zrcD [240b:11:22c0:9700:*])2023/12/07(木) 11:14:15.57ID:pIG1OdUY0
これら法律は狂信的に反キリスト教的だった専制君主の後継者、家光(1623-1651) の元で更新され、拡大された。
1614年～1640年代に掛けて、🇯🇵日本の⛪キリスト教は根絶やしにされ、数万人、恐らくそれ以上の命が奪われた。
この迫害は、それまで東アジアに於けるキリスト教の華々しい発展を示すかの様に思われたものに、致命的な転機をもたらした。
私達はしばしばイスラム教徒とキリスト教徒の対立を思い浮かべるが、教会に対する記録上最も徹底的な絶滅を行ったのは神道／仏教国の🇯🇵日本であった。
日本人はかつて活況を呈していたキリスト教社会を完全に破壊した点で、イスラム教徒の成功を凌駕していた。
この運動は、キリスト教運動の方向性に長期的な大きな影響を及ぼした。
🇯🇵日本宣教の消滅は、⛪キリスト教が世界的な地位に向けて運動を再開する事を決定的に妨げ、アジアに於けるキリスト教の進歩に大打撃を与えたからである。
潜在的なライバルを排除する事で、この2つのキャンペーンは、キリスト教をほぼ完全にヨーロッパが独占する状態を維持することに貢献した。
1549年、#イエズス会 の #フランシスコ・ザビエル が南九州の鹿児島に上陸した時、カトリックの宣教が初めて日本にもたらされた。
このタイミングが重要だったのは、当時の🇯🇵日本が政治的混乱に陥っており、異質な新宗教を排除するような決定的な中央権力者が居なかったからである。
日本は戦国時代で複数の武将が覇権を争い、其々が独立した主権者として統治していた。
最も重要な人物の一人が #織田信長 で、彼は国を統一しようと奮闘し仏教の有力宗派と対立した。
日本の伝統的な宗教的権威との緊張関係から、彼はキリシタンの様な新しい宗教を好んだ。
キリシタンは自由に布教する事を許され、報われた。
イエズス会 は、この様な封建社会では一般庶民は上流階級に従うしかない事を知っていたからである。
相当数の人々が改宗し、その後の迫害にも長い間耐えてきた事は、彼らのキリスト教への忠誠心が、単に領主の命令に従う以上のものであった事を示している。
1582年迄に、🇯🇵日本には恐らく20万人のキリスト教徒がおり、250の⛪教会があった。
カトリック勢力が絶頂に達した1610年頃には、🇯🇵日本の教会には少なくとも30万人の信者がおり、南日本、【特に九州の大村と長崎に集中していた】
しかし、日本のキリスト教徒は多くの人が思っている以上に弱い立場にあった。
複数の情報源から、日本当局は訪問者の長期的な意図について憂慮すべき信号を受けていた。
口煩いヨーロッパ人の中には、フィリピンが既にそうであった様に、日本も間もなくスペイン帝国の植民地になるだろうと自慢する者もいた。
その様な話はイエズス会の伝道に深く敵対する幾つかのグループ、特に #ドミニコ会 などのライバルカトリック教団やプロテスタントの旅行者、英国人やオランダ人によって補強された。
他のもっと微妙な信号は、イエズス会がどんなにネイティブの聖職者と日本の典礼を広めようと努力しても、信仰の異質さ(外国的なもの) を指摘するものだった。
外国からの反乱に対する警告は、皇室の統一を回復する事を誓った新政権に直ぐに受け入れられた。
1590年迄に日本は信長の将軍の一人 #豊臣秀吉 によって統一された。
1603年もう一人の武将、#徳川家康 が強力な中央集権体制を作り上げ、1868年迄政権を維持した。
新しい統治者達は日本統一を崩壊させる様な動き、特にそれが外国の【帝国主義】を引き込む事を意味するものであれば、同調する事は無かった。
1590年代から、キリシタンは益々厳しい刑罰法規に直面する様になった。
世俗的な保護者が排除されたり抑止されたりすると、次の明らかな標的は聖職者自身であった。
1597年、秀吉は26人のキリシタンの処刑を命じ、彼らは切り刻まれた後、公衆の面前でパレードされ、その後【長崎】で公開磔刑に処された。
地元の領主や大名は真っ先に支援を打ち切り、聖職者や一般の信者がその結果に直面する事になった。
1614年～1630年の間に少なくとも1200人の死者の名前が分かっている。
1622年のある日、長崎で52人のキリシタンが斬首と火刑に処された。
これが【大殉教】である。
ある英国人旅行者は、一度に55人が殉教したのを見た、その中には5、6歳の子供達が母親の腕の中で焼かれ泣き叫んでいた。
イエス様、私達の魂をお受け取り下さい。
更に多くの者が獄中におり、死を待ち受ける。
処刑には異常な拷問が伴ったが、それは余りにも極端なものであり、後のカトリック殉教論者でさえ、その詳細を記述することを躊躇った程である。
殉教録は一般信徒や農民よりも、むしろヨーロッパ人や聖職者の名前を記憶する事に重きを置いており、特にそれが土地の片隅で起こった場合はなおさらである。
犠牲者の名簿は、投獄された者、体を切断された者、財産を没収された者を除いて数千人に上る。
致命的な圧力を受け、1630年代迄にキリシタンが生き残る事が出来たのは、地元の領主の共感が得られた数少ない地域だけであった。
1637～38年、九州西部の島原でキリシタンが農民反乱を起こした時、こうした避難所でさえも脅威に晒された。
この反乱は、政府が10万人の兵を動員した戦いの後に初めて鎮圧され、戦争とそれに続く弾圧で数万人のキリシタンが虐殺された。
長い内戦の後、公の秩序に慣れ始めたばかりの社会にとって、この勃発はより恐ろしいものだった。
キリスト教の飛び地は外国帝国にとっての【第五列】になりかねない。
政府はキリスト教は国家安全保障に対する脅威であり、完全に根絶する必要があると決定し、厳罰主義的な刑法が完全に施行された。
既に1636年、日本は完全に閉鎖的な社会を選択し、ヨーロッパからの訪問者が好ましくないキリスト教の影響を齎すかも知れない、或いは変装した聖職者かも知れないと恐れていた。
政府はオランダとのごく限られた貿易のみを許可し、それも厳格に限定された状況下に於いてのみであった。
1640年、ポルトガル人旅行者の一団は、太陽が地球を暖めている間はキリスト教徒は🇯🇵日本に入る様な大胆な事をしてはならない。
という警告とともに入国を拒否された。
18世紀まで時折記録された殉教を除けば、🇯🇵日本のキリスト教は公式の場から殆ど姿を消した。
🇯🇵日本の経験は、宗教迫害について多くの教訓となる。
迫害は十分な決意と暴力をもって行われれば実際に成功する事もある。
中東に於けるキリスト教の宗教的衰退の多くは、何世紀にも渡って徐々に長期的に、強制的に適用され、
大規模な同調圧力が加えられ、極端な場合には民族浄化によって強化されたものである。
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