https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000002-nagasaki-l42

長崎自動車(長崎県長崎市)は18日、名鉄バス(名古屋市)と共同運行している長崎−名古屋間の
夜行高速バス路線を11月30日までで廃止すると発表した。利用者減少や燃料費高騰などで
今後の収支改善が見込めないためとしている。

同路線は1989年9月に運行開始。バスの名称は「グラバー号」で、両社が1日1便ずつ運行し、11時間40分で両市を結ぶ。

長崎自動車によると、同路線の採算ラインの利用者数は1便当たり17〜18人。
しかし、ここ数年は格安航空会社(LCC)の就航や新幹線の整備などで利用者が少なくなり、
2017年の平均人員は15・8人にまで減少した。2018年は14・9人にまで落ち込む見通しとなっており、
長崎自動車は「運行を維持することが困難になった」としている。

また、長崎自動車は近鉄バス(大阪府東大阪市)と共同運行している長崎−大阪・京都線からも11月末で撤退。
今後は近鉄バスの単独運行となり、長崎県内事業者が運行する夜行高速バスは姿を消すという。


長崎自動車と名鉄バスが長崎―名古屋間で共同運行するグラバー号(長崎自動車提供)
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggy5maYYHPMWSxP4iu91XJ8g---x900-y675-q90-exp3h-pril/amd/20181019-00000002-nagasaki-000-view.jpg

長崎バス
夜行高速バス『長崎〜名古屋』線(グラバー号)の廃止および『長崎〜大阪・京都』線について
https://www.nagasaki-bus.co.jp/bus/news/detail.php?data_id=565