備後圏域3市長が支援要望04月25日 19時16分nhk
福山市や岡山県笠岡市などでつくる連携中枢都市圏の市長が25日、岡山県の伊原木知事
を訪れ、観光振興や公共交通の確保などについて支援を求める要望書を提出しました。
福山市など広島県内の6つの市と町は、岡山県の笠岡市や井原市とともに「備後圏域連携
中枢都市圏」を形成し、観光客の誘致や定住促進のための事業を進めています。
25日は福山市、笠岡市、井原市の市長が岡山県の伊原木知事を訪ね、医療体制の整備や
観光振興、それに公共交通の確保について要望書を提出しました。
このうち観光客の誘致については、福山市を拠点に井原市で星空を見て笠岡諸島を巡る
ツアーのPRを進めていることを示し、岡山県の協力を求めました。
また、井笠鉄道のバス事業の廃止で県境に住む人が行き来に不便を抱えていることを挙げ、
公共交通機関の確保を要望しました。
これに対して、伊原木知事は「県境ということが障害にならないように、県としても
支援を前向きに検討したい」と述べました。
福山市の枝広直幹市長は「経済的、歴史的に関わりの強い地域であり、医療や観光など
さまざまな課題の解決に連携して取り組みたいので、岡山県の支援を求めたい」と話していました。