高齢団地で乗合タクシー[2017.10.2 19:8]RCC
高齢化が進む広島市内の団地で生活の足を確保しようと乗合タクシーの運行が始まりました。
乗合タクシーの運行が始まったのは安佐南区大塚西の下城ハイツです。 【記事全文】
待ちかねた住民40人あまりがふれあいバスと名づけられた13人乗りのジャンボタクシーを出迎え買い物や通院のために乗り込みました。
あいにくの雨だったため出発式は地域の集会所で行われました。
同様の乗り合いタクシーは広島市内の団地で5例目です。
週3日の運行で一日当たりの利用者の目標は30人となっています。
(病院前下車した男性)「便利で良い。車を息子にやったので、これがないと不便。」
「病院や銀行に行くときも。」
 46年前に造成された下城ハイツは、高齢化が進み住民700人のうち65歳以上がおよそ半分を占めています。
 また、最寄りのバス停も1・5km先と不便なことから広島市と地域住民が話し合い、去年から一年かけて試験運行をしてきました。
 (大塚・伴南社会福祉協議会 中川東亜 生活交通支援部会長)
「これからますます必要になってくると思う。スタートして、利用者が少ないのでやめたということのないよう、未来永劫続けていきたい。」
 地元の協議会では、将来的には週5日の運行を目指したいとしています。