清水も逝ったな


東日本大震災後の原発工事で架空請求、FNNが独自取材した。
8月30日、「(フジテレビです)あああ、すみません」、「(フジテレビです)いやいや、ちょっと」などと、FNNの直撃取材に
あわてた様子を見せるのは、福島第1原発で工事を行っている清水建設JVの責任者。
原発事故後、水素爆発で壊れた1号機を覆う建屋カバーの取り外し工事を、東京電力から請け負った清水建設JV。
その責任者であるこの清水建設の男性社員に、人件費の架空請求の疑惑が浮上した。
FNNは、清水建設JVの作業報告書などを入手。
そこに記載された作業員の数は、全部で22人で、問題の男性社員の印鑑も押されていた。
しかし、清水建設JVの現役作業員たちは、「架空の作業員2人が記載されている」と証言した。
清水建設JVの作業員は「21(人目)と22(人目)。この方はいらっしゃらないですね。見たことも、聞いたこともない」と話した。
清水建設JVの別の作業員は「(22人の作業員を知っている?)20人しか知りません」と話した。
FNNの取材に応じた別の清水建設JVの関係者によると、これらの不正は、責任者の男性社員の指示で行われたといい、
3年間で延べ1,500人分の作業員代、およそ4,000万円が架空請求された疑いがあるという。
8月30日、清水建設JVの責任者は「(作業員の...)いや、そういう文書については会社から連絡をしますので」、「(事実かだけ
教えてください)それは、会社から全部お答えしますから」と話した。
廃炉に向けた作業が続くさなかで起きた、今回の架空請求疑惑。
FNNの取材に対して、清水建設は、「外部の専門家を交えて、詳細な調査と確認作業を行っています」、また東京電力は、
「清水建設から話を聞かせてもらいたい」とコメントしている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00369131.html