●21階建てビル、鉄骨1本ズレたまま完工●

大手ゼネコン鹿島(東京都港区)が建設したJR大阪駅近くの21階建てビルについて、
鉄骨1本が設計図と比べて約7センチズレていたことを施工中に同社の現場責任者らが把握しながら、
そのまま工事を進め、今年3月に完工させていたことがわかった。

ビルの安全性には問題ないという。

同社関係者によると、このビルは今年3月に完工。
その後、インターネット上に鉄骨の問題を指摘する書き込みがあり、同社が調べたところ、
3階部分の鉄骨が水平方向に約7センチズレていたことが判明。
施工中の計測ミスによって生じたもので、現場の建築事務所長らが当時確認していたが、
工事は続行された。
建築事務所長らはズレについて会社に報告していなかったという。

(読売新聞 2010年12月16日00時57分)