上司を殴って死なせた男に実刑10/19 18:59nhk
山口市の建築工事の現場で上司の顔を殴るなどして死亡させた傷害致死の罪に問われた男の裁判で、山口地方裁判所は「顔に血だまりができるほど強く、危険なもので、執行猶予などは相当ではない」などとして、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
宇部市の森山春男被告(51)はことし1月、山口市の建築工事現場で、上司だった40代の男性の顔や頭を殴ったうえ、上半身を蹴る暴行を加えて死亡させたとして傷害致死の罪に問われました。
19日の判決で山口地方裁判所の井野憲司裁判長は「被告は日ごろから上司に対する仕事の不満や言われた言葉に興奮して犯行に及んだもので、顔に血だまりができるほど強く危険なものだった」と指摘しました。
そのうえで、「被告人が罪を認め反省しているとしても、執行猶予などは相当ではない」
として、森山被告に懲役3年の実刑を言い渡しました。