大阪のビル放火事件についての上級信者の意見をモンドが去年リツイートしていた。モンドもこれとほぼ同じ考えだとみなしていいだろう。
内容は大体こんな感じだ。

・全国民がスプレーを携帯すれば護身できるし、犯罪抑止力になる。
・犯人がスプレーを使えば自身や周囲の者がスプレーで反撃する。
・スプレーは許可制にして危ない者には持たせない。
・スプレーが禁止されると刃物の事件が増える。
・ポリスマグナムならフルフェイスヘルメットなどにも効く。

去年これを読んだとき、全国民にスプレーを普及(布教)しようとする信者の熱い心に感動したが、感想を書くほどのことでもないので書かなかった。
しかし、スプレーの規制については今までほとんど書いていなかったので思い直し、今回「許可制」について書くことにした。

信者の意見では、前科者・危険思想・反社会的勢力などには、スプレーを持たせてはならないらしい。
気持ちは分からないでもないが、このような許可制の実現性実効性はほとんどないだろう。

まず、そんな法律が作れるだろうか。
スプレー禁止の範囲を年齢などの常識的なもの以上に拡大するのは難しいと思う。
「前科がある人は既に罪を償っている。前科者は護身するなと言うのか!」
「危険思想だと? 思想や宗教の自由を認めないのか! 差別だー!」
などと人権尊重派から反対されるに違いない。

猟銃レベルの厳格な制度にしたいのかもしれないが、あれは少数のプロやマニアが対象だからできるのであり、全国民相手だと人数が多すぎて管理が難しくコストがかかり過ぎると思う。
AIや監視カメラなどが発達し、ビックブラザーが見守ってくれる社会のようになれば簡単にできるだろうが…。
(続く)