Amazonレビュー ★一つ 「ゴミ:タイトルに偽りあり」
2021年3月7日に日本でレビュー済み


(略)梶原一騎氏にしても、小島氏は過去20年以上「梶原氏=悪」「大山館長=善」という
キャラ割り振りをしていました。変化が見られたのは『極真鎮魂歌』からです。

今回の本では、アントニオ猪木氏が最大の悪役、と言うより惨めなチキン役となっています。
梶原氏を男の中の男にするためのスケープゴートで、ここ20年小島氏が繰り返してきたいつもの
パターンでゲンナリ・ウンザリしました。
 
同じ正伝でも大山館長ものの半分程度の長さなのは、特定の事項以外取材が出来なかったことと、
小島氏が梶原氏のスポ根物を嫌いでろくに読んでいないからでしょう。
「連作の共通キャラの位置付けと性格がコロコロ変わる」「下世話」「文章が自己陶酔的」
「登場人物の会話が異様なほど長く、詳細なため、事実の再現とは思えない」「該当作品の主役を際立たせるため、
かつての主役と東孝氏を異様なほど貶める」
……いつもの小島節です。
 
幸いなことに、この本は小島氏の旧著ほど売れておらず、版元新潮社の看板雑誌『週刊新潮』での
小島氏の署名特集記事掲載後もパッとしません。
もう小島氏は一見さんしか騙せなくなったようです。
今日は心地よく眠れそうです。
目出度しめでたし。