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笹森順造『剣道』 旺文社 1955年(p.24)

「現在各国で行われているフェンシングの技量は大体幼稚なものであり、日本の剣道の比較にはならない。
明治時代のフェンシングの有力教師を陸軍戸山学校に雇い入れてやらして見たところが、
その弱いのに日本剣道家が驚いたし、彼は日本剣道の強いのに驚いて二ヵ月そこそこで逃げるようにして帰ってしまった。
いまロスアンゼルスにおる森寅雄教士は一躍フェンシング最高選手権を取り、第一位者米人選手は降って日本の剣道を習い現在二段を与えられている。
もって察することができる」