そりゃ、殺し合いをするために開発され纏められた上に実際に戦乱を潜り抜けて来た歴史の古流武術と
安全に配慮されたスポーツ柔道などの試合では発想や行為自体に違いがあるのは確かだろうな。

問題は古流武術の方は殺人術には長けていても、
もう実際に殺人や修羅場を潜り抜けてきた経験を持つ人はヤクザの用心棒以外はあまりいないだろうし
柔道は試合を繰り返すから安全な試合には慣れてて強いだろうが
実戦で殺し合いを経験した人はまずいなくて、
警官の中に数名、命懸けで取り押さえた経験者がいるぐらいだろう
そして、警官では凶悪犯確保の際に柔道使用者の死亡率が高いとも言う。

そう考えりゃ、あながち間違いじゃないんだが
現代ではどっちもどっちな気もする。古流武術は技を知っていれば素手で速やかに人を殺せるかもしれないが
安全に敵を確保するには相当な腕と体力がないと難しいんじゃないか? そこらは柔道の方が一般的だし上手いだろう。
どちらが修羅場に向いているかと問う前に、現代社会では修羅場に近づかない護身こそが重要だろう。