それに、刀で骨は切れるのか? メスとの差異は? という問題ですが、
>>282さんの御見解で、凡その処が説明されているかと思います。

まあ、もう少し詳しく考えて見ると
例えばメスはスッパリと切り抜くのが目的なのではなく、
メスを当てた際の感触も必要であって、メスを当てながら臓器の状態を触診する事もあって
それは手術の目的上、必要ではあります。気迫を持って切り咲いて終わりではないので
武術の殺人的な技法と比べるのは如何かと思いますよ?

他には、台所で魚を切る時、身はスッと切れても骨に当たった時、刃が進まなくなることがありますが、
それは身を斬るつもりでやってるからで、意識の焦点が身を斬る事に向けられているからです。
最初から骨まで裂くつもりで切れば、骨に当たって刃が止まることはないですよね?
是には意識の在り方だけでなく姿勢や身体の使い方、刀の性質や操作方法の違いによって変わるという側面もあります。

何を目的としてどういうつもりで切れば、どういう風に結果としての違いが現れるか?
そうした技術的な処は、心術としても、身体操作としても、それぞれの剣術流派でそれぞれの技術的に確立されているので
実際に人を斬ったことはないし、これからも斬らないとは思いますが、
まあ、青竹を茣蓙で巻いた試斬の経験上、やればそれなりに斬れるのだろうとは思っています。