>>297
では回答を。
「寸」は「短い・ごくわずか」という意味ですよね。んなもん知ってるって? ですよねぇー。
じゃあ、寸勁の寸は、一体何が短いというのでしょうか?それは時間が短いと。
そう、答えは「時間」です!

多分、(え〜っ、なんか腑に落ちないな〜;;しっくりこないなぁ;)と思われてませんか?

ほんの少しだけ解説します。勁を発する、その時間が極々ほんのわずかな時間ということです。
こう書くと、早いスピードで動くとか、距離を詰めるとか、そんな動きを連想しそうですが。
重視すべきは、拳でも蹴りでも靠でも、打撃の到達点に入った瞬間に、初めて力を入れる事を
意識し、そして直ぐに力を抜く。つまり力を入れる時間がほんの一瞬ということなのです。
それ以外の余計な力は一切入れないということなんです。
ところが、力を抜くことを意識すると、動作が途切れ途切れになりキレが全く無くなります。
(そんなもの常識じゃないかよ;;なんだかなぁ;;)と思ってませんか?
まっ、そこが秘伝の秘伝たる所以!この話の核はもっと先にあるんです。

武術でも格闘技でもスポーツでも多くの場合、肩や腕にムダに力を入れるなって言われますよね。
ただ、実際に力を抜く「放鬆」(脱力)の為には、どうしたら良いか等の方法論に言及している
所ってあまり無いですよね。あったらごめんなさい。私が無知だということで。