>>913
新陰流の合撃も一刀流の正面斬りに対する切り落としも
打太刀が合撃(切り落とし)された瞬間にチカラを抜いているので上手く決まる。
打太刀が最後まで本気に斬り下げにいけば
合撃や切り落としが綺麗にできても、打太刀の撓や木刀は必ず仕太刀の左腕や肩にあたる。
そんなのは常識。なので、新陰流でも一刀流でも特に打太刀は力を抜け、力を抜けと言われる。
実戦には使えないワザなので、当初の新陰流や一刀流には合撃や切り落としがない。
新陰流には、柳生会も転会も上泉の古伝の形があるが、古伝の三学に合撃打ちなど存在しない。
合撃打ちは江戸時代になり、柳生兵庫がつっ立つる身の位にしてから三学で始め、
その後、江戸末期に柳生家の高弟であった長岡房成が新陰流に試合勢法を付け加えたときに、
最初の1本目に合撃打ちを入れた。