苫米地氏といえば、オウム真理教事件の際、信者だった巡査長の記憶再生にかかわって話題に。
「脱洗脳するには、たとえば宗教だったら、モノの考え方を入信前の状態に戻す。体験1つ1つを全部ひっくり返さなくてはいけない。
それにはある程度、技術がいるよね。洗脳相手が5年、10年でやってきたものをこっちは30分で解くんだから」

特別な人が洗脳されるわけではなく、「人間であれば全員される」というから、やっかいだ。
「毎日毎日、これが正しい、正しい…と刷り込み続けられれば、人はそうだと思い込む。
日本人には日本人の洗脳の仕方があって、身近に信じていることを利用すればいい。
占いや霊を使えば簡単。日本人の約8割は占いを信じている。でも当たるわけないじゃん。
霊がいると信じるのも洗脳の例。幼い頃から刷り込まれている。私の教える(コーチングの)クラスに『位牌を割ってくる』って課題があるんだけど、やってきた人は1人もいない。
位牌ってただ霊の位が書いてある板。そんなもの、いらないでしょ?」

 では、一般の人が洗脳されないためにはどうすればいいのか。
 「バカにならないこと。普通の思考でおかしいと思うことをおかしいと言えばいい。
占星術なんか当たるなら、今の宇宙物理学者はいくらでも株で儲けているよ。
占いでは血液とか動物とかいろいろあるし迷信なんかもそう。
文化娯楽として親しむ範囲ならいいけど、0・1%でも正しいと思った瞬間から洗脳、頭がおかしいってこと」



要するにバカにはお守りが必要なんや...