12月1日
約束します!芦原英幸言行録 来年必ず出します。
これが私のライフワーク。もう極真鎮魂歌なんかはどうでもいい。
瞼をとじれば今も鮮明に思い出す芦原英幸との濃密な日々。
それは松井章圭との薄っぺらな付き合いとはまるで次元の違うものでした。
まだまだ皆さんにお伝えしてない芦原英幸の言葉はごまんとあります。
「小島、わしはもう助からん。それはもうわかっちょる。
とりあえず英典に芦原会館は継がせるしかないのが悔しいんよ。
だってあいつはバッタの脳みそほどの才能もないけん。あいつにまかせて
も潰すに決まっちょる。女房は金のことしか考えてないから内から食いつぶす
ことになるけん。わしが本当に芦原会館を継がせたいのは誰かわかるか?
小島、お前よ。 言うな。わかっちょる。お前はずっと遠い先を見てる
んじゃろう。作家としてお前なら超一流になれる。わしが保証する。
だけど、もしお前が作家として押しも押されもしない一流になれたら、
そのときは芦原会館を継いでくれんか?芦原のサバキをすべて伝えたのは
お前だけなんよ。二宮にだって半分も教えちょらん。
なんも言うな小島。今はええ。だけどその時がきたら、今日のことを
思い出してほしいんよ」
芦原の言う通り、そのころのわたしはまだまだ作家としては一流とはいえない、
自分のことだけで精いっぱいの半人前でした。しかし、最近無性に
あの日のことを思い出します。芦原との約束をかなえるのは
今しかないのじゃないかと・・・