いまはもう解散した、某フルコン系総合格闘技の道場に通っていた
発足からしばらくは、
・噛みつきあり
・指関節あり
・喉への攻撃あり(寝技でのクビ絞めも)
・だけど手技での顔面攻撃なし
というイカレた組み手ルールだった
20年くらいたっても、当時の噛みつかれた傷跡がうっすらとある


そして有段者は昇段試験で多人数での組手に勝たなければならない
二段昇段なら2対1、3段昇段なら3対1…というように
おれは茶帯止まりでやめたけど、昇段試験の相手役をやらされたんだよね

痛感したのは、複数側も心得てないと連携しての攻撃はできないと言うこと
一人が牽制しもう一人が攻撃、それに気をとられた隙にとにかく牽制した側が組み付いて、組み付いたやつがやられる前にもう一人が攻撃…
こういう連携を訓練や打ち合わせ無しにできるやつはいなかった
おれもできなかった
いきなり審査直前に違う支部の人間と組まされたからな
孤立して各個撃破された

強い、凶暴とされるDQNの集団暴行が怖いのは、あいつらが連携お構いなしに「俺が、俺が」と攻撃してくるから、結果として同時攻撃だったり時間差を付けた連係攻撃なるところ
喧嘩が終わった後で「こいつ、ビビって一発も攻撃しないでやんのww」とならないために、必死で向かってくるから
しかも途中でいいのが入っても、各人が『攻撃した』という事実に納得するまで攻撃が続く
相手が瀕死でも「俺、まだ殴ってない(あとで仲間から舐められる)」という心情で攻撃してくるので、結果としてトドメを刺されてしまう

この辺を理解して立ち回り、落とし所を探すか逃げるかしないと、本当に命のやりとりになる


ちな、元警官です