2日午前零時ごろ、空手部に所属する寮生の1年甲君(19)ら1年生9人が、2年生部員数人に殴る・けるの暴行を受け、甲君が意識を失った。

甲君は救急車で市内の病院に運ばれたが、同日午前1時すぎ死亡した。腹部強打によるショック死とみられている。

また同じ1年の乙君(19)も内臓破裂の重傷。


小平署は暴行を認めた2年生6人を、傷害致死と傷害の疑いで緊急逮捕した。

逮捕されたのは商学部2年・びほうぶひこ容疑者(20)と19歳の2年生部員5人。


同署の調べでは、びほう容疑者ら6人は1日午前11時半ごろ、寮の八畳間に甲君ら9人を集めて正座させ、

「先輩の空手着を洗濯して届けるのを忘れた」などと言いがかりをつけ、何度も空手の技で暴行した。

甲君は、みぞおちに特に強い突きを受けたらしい。

寮には教養課程に通う1・2年生の空手部員24人がいる。暴行した6人を含め、十数人の2年生部員が周囲を取り囲んでいた、という。