「レッドブル」御曹司を国際手配=死亡ひき逃げ事件で−タイ

【バンコク時事】

タイ捜査当局は12日までに、2012年にバンコクで起きた死亡ひき逃げ事件で、
逮捕状を取って行方を追っているウォラユット・ユーウィタヤ容疑者(35)について、
国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配した。

同容疑者は栄養ドリンク「レッドブル」創業者の孫で、タイ有数の富豪一族の御曹司。

 ウォラユット容疑者は12年9月、バンコクの通りで高級車フェラーリを運転中、
バイクでパトロールしていた警官をはねて死亡させ、そのまま逃走した疑い。

 同容疑者は検察当局の再三の出頭命令を拒否。

一方で自家用ジェット機で世界各地を飛び回る生活を送り、「金持ちや権力者は
刑罰を受けないというこの国の文化の典型」(地元メディア)として捜査当局の甘い対応に
批判の声が高まっていた。(2017/09/12-17:59) 


タイ・バンコクで起きた死亡ひき逃げ事件で国際手配されたウォラユット・ユーウィタヤ容疑者
=国際刑事警察機構(ICPO)のウェブサイトより
https://www.jiji.com/news/kiji_photos/0170912at42_p.jpg

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091200976&;g=int