(株)ダックス(TSR企業コード:291824099、葛飾区西水元6−22−15、設立昭和52年3月、資本金1000万円、半谷喜夫社長)は7月13日、東京地裁に破産を申請し7月14日、破産開始決定を受けた。
申請代理人は山根一弘弁護士(富士法律事務所、港区西新橋2−6−2、電話03−3580−1021)。破産管財人には飯尾拓弁護士(近藤丸人法律事務所、中央区銀座1−8−21、電話03−3567−6261)
が選任された。
負債総額は約4億円。

 クライミングザック・バッグ類など、登山用品の製造販売およびOEM(相手先ブランドによる製造卸)を展開。
自社ブランド「mountaindax」を擁し、登山用品以外にもパラグライダー、スキー用品、ダイビング用品を取り扱い、
全国のスポーツ用品店、専門店ほかに販路を構え、ピークとなる平成4年8月期に売上高約13億4000万円を計上した。

しかし、以降は需要低迷や価格競争による売価下落などから17年8月期の売上高が5億8585万円に減少。
その後も低迷を抜け出せないなか、24年8月期中に生産委託を行っていた商品に大量の不良品が発生。
返品対応で7000万円の損失が発生し債務超過に陥った。その後は品質向上のため、
ベトナムに現地法人を設立し自社で製造する体制にシフトしたが、減価償却や在庫負担等の経費負担で経常損失が続いていた。
26年8月期は、関係先からの債務免除益を計上して最終利益を確保したものの、業績回復の見通しが立たないことから事業継続を断念。
今回の措置となった。
 債権届出期間は8月11日まで、第1回債権者集会は10月15日午後2時より。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:ab70a4a6288fc82185a3b6c7ccae0979)